中途入社一か月を過ぎた頃から深夜作業の現場であったり、深夜作業明けにそのまま昼間の現場作業が続くなど、内容が急にハードになることがありました。
休憩時間も不安定で、残業代は支給されていませんでした。
同僚も入社後すぐに辞める人が多く、疑問に思いつつも仕事を続けました。
入社１年後、上司の取締役から「最初の2ヶ月ぐらいは意図的に試している」という言葉を聞き驚きました。
この会社では若手社員に無理な要求をして、ヤル気や忍耐力をテストしていたのです。
それは今の常識から考えれば信じがたいブラック企業的な考え方でした。
基本の営業方針は清掃業務であり特別な技能や才能は必要なく、ただ現場で支持を忠実に守り、言われたことを実行し、継続して勤務する意欲があるかどうかが重要です。
協調性や人間的な側面も重視されますが、資格を持っている場合は問題なく入社することも可能です。
しかし、数か月で退職する例も少なくありません。
業務時間の拘束や違法とされる労働条件が健康を害する可能性を感じさせました。
長年働かれている方々も諦めてしまっているようで、ある事件に関わったりすることもあると聞いて驚きました。
退職に関して自発的なもので辞める人を引きとめた例は、知らない限りありませんでした。
上司や社長が注目すると、閑職に異動させられて辞表を出しやすい環境が作られることがあり、それが良い点です。
パワハラは当たり前で、一部の社員に罵声を浴びせたり夜勤明けのその足で夕刻までの勤務を命じたり、順法意識がうかがえません。
過去に入札案件で違法行為があったこともあり、関係者が処分された経験もあります。
