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ナトライズ(サムスカジェネリック)
説明
ナトライズは利尿薬であり、心不全や肝硬変に伴う浮腫や腹水の改善に使用されます。
有効成分のトルバプタンは腎臓のバソプレシン受容体に作用し、水の再吸収を阻害して排泄を促します。
腎臓に作用して尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することでむくみを取る効果があります。
多発性のう胞腎の進行抑制にも使われます。
他の利尿薬だけでは効果が不十分な場合に使用され、併用して使用することもあります。
メーカー
Sun Pharma
内容量
1箱8錠
使用対象
男女兼用
製造国
インド
効果
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留
腎容積が既に増大しており、かつ、腎容積の増大速度が速い常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制

※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
用法
心不全における体液貯留の場合
通常、成人にはトルバプタンとして15mg(15mg錠1錠、又は30mg錠0.5錠)を1日1回経口投与する。

肝硬変における体液貯留の場合
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mg(15mg錠0.5錠、又は30mg錠0.25錠)を1日1回経口投与する。

常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制の場合
通常、成人にはトルバプタンとして1日60mgを2回(朝45mg[15mg錠3錠、又は30mg錠1.5錠]、夕方15mg[15mg錠1錠、又は30mg錠0.5錠])に分けて経口投与を開始する。1日60mgの用量で1週間以上投与し、忍容性がある場合には、1日90mg(朝60mg[15mg錠4錠、又は30mg錠2錠]、夕方30mg[15mg錠2錠、又は30mg錠1錠])、1日120mg(朝90mg[15mg錠6錠、又は30mg錠3錠]、夕方30mg[15mg錠2錠、又は30mg錠1錠])と1週間以上の間隔を空けて段階的に増量する。なお、忍容性に応じて適宜増減するが、最高用量は1日120mgまでとする。
注意事項
本剤の服用においては、脱水症状や高ナトリウム血症を来し、意識障害に至る可能性があるため、血清ナトリウム濃度が確認できる入院下で服用を開始または再開してください。

飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用してください。ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分の服用はしないでください。
※2回分を一度に服用しないこと。

心不全及び肝硬変における体液貯留に本剤を服用する場合は、他の利尿薬(ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬、抗アルドステロン薬等)と併用してください。
体液貯留などの症状が改善した際には速やかに服用を中止してください。また症状が改善しない場合は漫然と服用を継続しないでください。
本剤の服用中は口の乾きに注意し、適切な水分補給を行ってください。
本剤の服用中は、高所作業や車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
夜間の排尿を避けるため、できる限り午前中に服用してください。
子供の手の届かないところに保管してください。
室温で保管してください。

■以下の方は本剤を使用しないでください。
本剤の成分又は類似化合物(モザバプタン塩酸塩等)に対し過敏症の既往歴のある方
無尿の方
口渇を感じない又は水分摂取が困難な方
高ナトリウム血症の方
適切な水分補給が困難な肝性脳症の方
妊婦又は妊娠している可能性のある方
重篤な腎機能障害(eGFR 15mL/min/1.73m2未満)のある方
慢性肝炎、薬剤性肝機能障害等の肝機能障害(常染色体優性多発性のう胞腎に合併する肝のう胞を除く)又はその既往歴のある方
副作用
頭痛、めまい、口渇、便秘、血中尿酸上昇、頻尿、多尿、血中クレアチニン上昇、疲労、多飲症

腎不全、血栓塞栓症、高ナトリウム血症、急性肝不全、肝機能障害、ショック、アナフィラキシー、過度の血圧低下、心室細動、心室頻拍、肝性脳症、汎血球減少、血小板減少などの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。
成分
ナトライズ(Natrise)15mg
Each Uncoated Tablet Contains: Tolvaptan IP 15 mg, Excipients q.s.
1素錠中:トルバプタン 国際薬局方 15mg、添加剤 適量

ナトライズ(Natrise) 30mg
Each Uncoated Tablet Contains: Tolvaptan IP 30 mg, Excipients q.s.
1素錠中:トルバプタン 国際薬局方 30mg、添加剤 適量
※必須