建設業界に興味を持ったのは、学生時代に近所で明石海峡大橋を長い間建設しているのを目にしたときでした。
テレビや新聞などで報道されている工事の進捗を見るのが楽しみでした。
日本の吊橋技術は世界一だとか、完成すれば世界一長い吊橋になるということもあり、ドキドキしました。
国道2号を走るのが楽しみで、山陽電鉄にもよく乗っていました。
高校2年の頃に阪神淡路大震災が発生しましたが、完成していた主塔二基に異常はなく、橋長が数メートル伸びただけでそのまま建設が続行されたことに驚きました。
地震での被害に対する建設業界の重要性を認識し、就職しようと思いました。
派閥・学閥がはびこっている人事習慣は、日本特有のものだと思います。
このような状況において、自分ではどうしようもない不公平が生じることは確かです。
ただ、平凡にサラリーマンとして生活し、年功序列の恩恵を受け、定年時には退職金を受け取り、老後を過ごせることはありがたいことです。
しかし、今の世の中で会社が存在し続けている保証はありません。
その点に対する虚しさも感じることがあります。
一般的な民間企業で副業が認められている会社はあるのでしょうか。
アルバイトや個人売買で10万円を超えると確定申告が必要になると聞いたことがありますが、そのような税制上の問題で副業を認める会社も存在するのでしょうか。
法務や経理については専門外なので詳細はわかりませんが、出来高制や歩合制で給料が決まる場合に限った話なのでしょうか。
これまでの社会人生活で、この業界では副業を認めている会社や副業を行っている社員については聞いたことがありません。
他の業界では当たり前のことなのでしょうか。
別のグループ会社では、学閥があってその学校卒業でないと社長になれないとか聞いたことがあります。
上司や上役の人間にしか人事権がない以上、サラリーマンにはどうすることもできないと若い人間にとっては、かなりのストレスになるのは間違いないと思います。
建設現場での測量、施工管理、立ち合い、検査等の業務は現場でしか行えない仕事です。
このような業種ではリモートワークは不可能です。
マスクやソーシャルディスタンス、３密回避にも限界があります。
特に夏場の熱中症対策中にマスクを着用して作業することは困難で、感染リスクもつきまとうでしょう。
通勤もほとんど車での移動が必要であり、３密回避も難しい状況です。
現在のコロナ禍下でこの業界で働く人々は大変だと思います。
工期が厳しい公共工事なので、休みが少なくて、検査前にはしばらく休みがないばかりか、数日間現場に泊まり込みの徹夜で竣工書類を作成する事は通常業務です。
工期が厳しい公共工事のため、休みがほとんど取れず、検査前は連日現場で徹夜して完成報告書を作成することが通常の業務となっています。
