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「食」の未来で何が起きているのか〜 「フードテック」のすごい世界 (青春新書INTELLIGENCE 635)
説明
「食」の未来で何が起きているのか〜 「フードテック」のすごい世界 (青春新書INTELLIGENCE 635)
※必須
フードテック業界の現状(2021年)を把握することができます。
「フード」×「テクノロジー」=「フードテック」の2021年の現状を紹介した本です。

培養肉、昆虫食、植物工場、陸上養殖、ロボティクスなど、最新の話題が多数取り上げられています。近頃ニュースで話題になった近大マグロや海外スタートアップの研究シーズまで包括的に紹介されており、一部未完成なものもありますが、現在の進歩に感慨深く思わせられる内容です。

食料難や人材不足、環境問題といった課題に直面している中で、フードテックは避けられない方向へ向かっていることが伝わります。これからの社会では我慢せざるを得ないことも多々あるかもしれませんが、昭和の考え方を持つ人にとっては非常に残念なことだと思います。しかしこれは近い将来当たり前の世界になるのでしょうね。
4.0
1年前
NpMYm
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楽しみな食の近未来予想図
本書では、少し前まではSFの世界だったことが、近い将来に実現する可能性を示唆しています。2050年頃には地球の人口が100億人近くに達するとされるなかで、食料供給が大きな課題となりますが、既にさまざまなイノベーションが始まっています。植物由来の代替肉は環境負荷を軽減する観点からも注目されており、培養肉の開発も進んでいます。予想では2040年頃には通常肉と代替肉、培養肉が均等にシェアされると言われており、興味深いです。
また、卵や牛乳、母乳、魚肉なども代替品や培養肉が登場し、昆虫をたんぱく源とした食品も存在します。農業ではスマート農業にロボットやドローンが活用され、キッチンロボットの導入も行われるなど、DX(デジタルトランスフォーメーション)が食の分野でも進んでいます。
豆による代替肉は古くから存在しますが、技術の進歩により、肉とほとんど区別できないレベルにまで向上しました。本書で触れられている内容には、まだコストや味覚の面で改善の余地があるかもしれませんが、近い将来、テクノロジーの進歩によってこれらの課題を克服する時代が訪れることが期待されます。
4.0
1年前
iBNS
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