レビューへのご意見
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腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境 (光文社新書)
面白かったです!最近、「森」というテーマに興味を持っている方は、まずこの1冊から読んでみてはいかがでしょう?
Kindleが大好きなのですが、今回ばかりはkindle版を購入したことを後悔しました。理由は、あまりにも面白すぎて勉強になりすぎてマーカーを引いてもう一度読みたいところがたくさんあったからです。 「身土不二」という仏教の言葉があります。これは、「人間の体と地球は一体で、切っても切れない関係にあるんだよ」という意味ですね。この言葉について、桐村里紗先生というお医者さまが実際の問題として幅広いアプローチで解説してくれています。 情報量は非常に多いですが、文章はとてもわかりやすくテンポ良く書かれているので、私のような環境問題や農業、医学に詳しくない人でもスムーズに読むことができます。 そして、大きな問題を扱っているにも関わらず、最後には「今日から無理なくできること」が具体的に分かるように語られているので、他の本ではありがちな「言っていることはその通りだけど、どう行動すればいいのかわからない」というフラストレーションを感じずにスッキリと読み終えることができます。 本の中では、面白い話がたくさん出てくるのですが、特に私が興味を持ったのは以下の3つです。 1)「プラネタリーヘルス」という概念そのもの 2)ソニーが実証実験を進めている「協生農法(シネコカルチャー)」という地球環境への貢献度が高い農法 3)uzwa.jpの「大和算」という割り算の矛盾を突き詰めた新しい解釈 これらは本当に興味深いです。環境や農業に関わっている方だけでなく、森に関心を持つ私のような人にもおすすめです!
anonymous
2023-11-27