レビューへのご意見
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医者が飲まない薬 誰も言えなかった「真実」 (宝島社新書)
この本は断薬を考えている人にとって良い一冊ですが、著者の独りよがりが目に付きます。
高齢になると複数の医師を受診する方々も多いと思います。一人の医師で3~4種類の薬が処方されているため、合計すると10種類以上になり、これは少し減らす必要があります。また、肝臓のGPT値も若干上昇しているようです。 医者に面談しても「変わりはありません」と言われると、前と同じ薬を同じ量処方されます。さらに、「○○の状態が悪い」と伝えると、新しい薬が追加されます。このように、医師から処方される薬は増えることはあっても減ることはありません。 著者は、こうした医師の処方方針に注意を喚起しています。患者側も「○○はもう良くなったので、薬をやめたい」と勇気を持って医師に伝える必要があります。本書は、そんな心境の方々に薬を断る勇気を与えてくれます。もし医師が応じてくれなければ、自分自身で1つ、2つと薬を断ってみるのもいいかもしれません。私は本書を読んだ後、3種類の薬を断薬して様子を見ています。体調が少しだけ良くなったように感じます。 この本は、著者の鳥集徹氏が5人のお医者さんとの会談録です。ただし著者は、「コロナワクチンは効果がないばかりか、副作用で亡くなった人も多い」という思い込みを一貫して抱いています。和田秀樹医師との会談では、和田氏自身が糖尿病で薬を服用しており、必ずしも断薬に賛成しているわけではありません。しかし、著者は強引に話を「コロナワクチンの有害性」に持ち込もうとします。精神科医の高木俊介氏との会談では、高木氏も精神科治療には投薬ではなく生活指導が重要だと述べていますが、著者はどうしてもコロナワクチンの問題に持ち込もうとするのです。 こうした部分が、この本が危険なものとなるジャーナリストの手によるところだと思います。その点には注意して読むべきでしょう。
anonymous
2023-11-27