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オメガ3の真実 フィッシュオイルと慢性病の全貌 (健康常識パラダイムシリーズ7)
オメガ3の摂取により、病気になった具体的な例は一つも存在しません。
魚をよく食べ、最近はオメガ3のオイルも使っていますが、体調が非常に良くなり柔軟性も向上し、筋力や持久力系スポーツの成績も向上しました。オメガ3に対する否定的な意見に驚き、その本を買って読んでみましたが、オメガ3を摂取して何らかの病気になった人の実例や、逆にオメガ3をやめて何らかの病気が改善した人の実例は一つもありませんでした。では、表紙にある「慢性病」とは具体的にどのような症状を指すのでしょうか?著者は臨床医ではないかもしれませんが、動物実験だけでなく、少なくとも症例報告や臨床研究の示唆はあっても良いのではないでしょうか。 オメガ3はアルデヒドに変わるという主張は少し無理があるのではないでしょうか?アルデヒドはアルコールを摂取した後に二日酔いを引き起こす物質であり、分解にはアルデヒドデヒドロゲナーゼが必要です。もしそれほど有害な物質がオメガ3で溜まるのであれば、お酒に弱い人々は症状を引き起こすはずです。私自身、お酒には弱いですが、大量のオメガ3を摂っても二日酔いにはなりません。 人類は魚から進化したわけですから、魚を食べることで毒素が発生するというのであれば、その解毒機能も備えているはずです。オメガ3はクルミにも多く含まれており、古代から人類にとって重要な栄養素だったと考える方が適切ではないでしょうか? 少なくとも私や家族の体調は良く、またオリンピックアスリートがオメガ3を摂取することでパフォーマンスが向上する例も報告されています。さらに、魚を多く摂る民族は日本人を含め長寿が多いというのも周知の事実でしょう。 以上を否定するほどのオメガ3の害の具体的な実例、「『プーファ』フリーでよみがえる!」の実例があれば、ぜひ知りたいと思います。 著者のパレオダイエットの趣旨やワクチン否定、塩分摂取推奨には一部共感するところもありますが、オメガ3を否定し糖質を推奨する点については、論理的・経験的にも無理があると考えます。
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2023-11-27